小さな仕事をつくる

月三万円ビジネス空想ワークショップの内容をレポートするよ

こんにちは。いよいよ卒業が迫ってきました非電化工房住み込み弟子のあべゆかです。

 

先日3月4日に岩手県雫石町で「月三万円ビジネス空想ワークショップ」が開催され、そこにゲストとして参加させていただきました。

 

主にどんな内容だったのかというと、

・非電化工房住み込み弟子の話「非電化工房での一年間」

・仕事づくりワークショップ

です。

 

実際に今回どんなお話をさせていただいたのか。

 

そしてどんな月三万円ビジネスの空想があったのか。

 

初めてこういう機会をいただいてドキドキしていたわたしですが、

仕事づくりワークショップがとても愉しく、

またこういう場が(大きくなくて小さくても)できたらいいなと思ったので

ぜひ紹介していきたいと思います。

 

月三万円ビジネス空想ワークショップ@雫石町 チラシ

 

 

 

1.非電化工房弟子の話

 

わたしが非電化工房で学んできたこと、月三万円ビジネスの説明、これからやりたいと考えていること、などお話させていただきました。

 

非電化工房とは、「エネルギーとお金を使わない豊かさをクリエイトして提案している場所」ということから始まり、

 

ワークショップのタイトルにもなっている「月三万円ビジネス」とは…??という話。

 

わたしが非電化工房に住み込み弟子をしたいと思うきっかけにもなった月三万円ビジネス。

それは働き方だけでなく、生き方、暮らし方も考えるものでした。


月三万円ビジネスには、色々お約束があります。

その名の通り、月三万円しか稼がない。

そんな小さなビジネスなので、競争から外れたところで

自分の好きなことでイイコトが仕事にできる。

 

そういう月三万円ビジネスを複数持って暮らす。

支出が少ないライフスタイルと組み合わせたら豊かな暮らしができるのはないか。

 

そんな考え方です。

 

 

さてさてここで、今回の「月三万円ビジネス空想ワークショップ」、

わたしがお話しさせて頂く意味ってなんだろう…

と考えた時に、

 

月三万円ビジネスやそんな暮らし方に興味があって来てくださっている方々であろうということで、

 

やってきたことの紹介だけでなく、

やはりそんな暮らしと仕事が繋がっていくような…

 

「1つ学んだら必ず5点セットで考える」という考え方がヒントになるかなと思いお話させていただきました。

 

 

5点セットの中身は、

技術・方法論・人間関係・ビジネスモデル・哲学

 

1つ技術を学んだら、必ずセットで考えるということ。

 

非電化工房の暮らしの中の色々な技術を紹介しながら、

ちょこちょことそんな話を挟みつつ。考えて頂けたかな…と思います。

 

 

 

例えばタンドール(ナンを焼く壺)で考えてみると、

 

【タンドール】

○技術
_タンドールを作るための道具の使い方、工程、ナンの焼き方

方法論
_精神論でなく方法論。
_ナンの焼き方など、具体的に仮説を立てて、やってみて、改善していく。

人間関係
_みんなでワイワイガヤガヤ、仲間ができる方法。
_タンドールでナンを焼いて食べたらそれだけで愉しい。
_ワークショップを開いてみんなでタンドールを作るのもいい。

ビジネスモデル
_マルシェでナン&カレー販売。
_同時にタンドールのワークショップも受け付ける。

哲学
_自分はどんな世界で生きていきたいのか。
_タンドールがあることで、それを中心に愉しい場ができる。
_火を囲む時間が持てる。

 

 

ちなみに、非電化工房での暮らし紹介は

現在の私の住居(籾殻ハウス)から始まりました。

 

 

「ここに住んでいます」といった時の反応がみなさんとても良くてなんだか嬉しかったです(笑)

 

そのほか、非電化工房での普段の暮らしについて。

農業や建築、非電化カフェ、ワークショップの運営、韓国非電化工房などなどお話しました。

 

そして、わたしの話の最後にこれからやりたいと思っていることをお話させていただきました。

 

 

山形でコミュニティカフェをやりたい

 

非電化工房で学んだ技術や文化を発信しながら、

暮らしを一緒に考えて一緒に作っていける、

なかまと繋がれる場所作れたらな…と考えています。

 

 

月三万円ビジネスのお約束の一つ、

「ノーリスクでやる」

 

そのために、お店は基本自分で作る。

まずは場所探しからですね。わくわくです。

 

なぞなぞをしっかりクリアして、実現させます!!

 

 

 

 

2.仕事づくりワークショップ

 

 

続いては、仕事づくりワークショップ。

 

【仕事づくりワークショップの進め方】

①25の仕事メニューを空想しながら読む(15分)

②「(未来に)好きになりそうな仕事を、順番をつけて3つ選ぶ」(5分)

③同じメニューを選んだ人をグルーピングする(10分)

④グループディスカッション(60分)

⑤発表(20分)

⑥コメント(10分)

※非電化工房代表 藤村靖之 考案

 

 

月三万円ビジネスの25個の事例を読んで、

それぞれ好きなテーマを選び、グループごとにテーマのビジネスのアイディアをどんどん膨らませていきます。

 

今回選ばれたテーマは、

 

・コミュニティカフェ

・手仕事マルシェ

・アンペアダウンサービス

・ダーチャ村

・鶏の平飼い卵販売

 

の以上5つ。

 

 

仕事づくりワークショップのグループディスカッションにはルールがありまして、

 

 

ポジティブに進めていくことが大事、と。

 

どうしても、できない理由や不安が頭をよぎってしまうかも…という心配をちょっとしていましたが、全然心配無用でした。

 

好きなこと、自分がやってみたいことで選んだテーマについて、

どのグループも話が盛り上がっていました。

 

 

ちなみに今回のワークショップの対象者は

 

・雫石で起業がしたいけれどテーマが見つからない方

・イイコト(人助け、分かち合い、心と心の交流)で稼ぎたい方

 

となっていました。

 

今回は既に色々と活動されている方が多かった印象です。

 

 

 

わたしも各グループの話し合いにちょっとずつ回って混ぜてもらいました。

 

各グループ、話に出たアイディアを紙に書出しながら。

 

短い時間の中で、できること、話せることは限られているわけですが、

 

好きなもの、やってみたいこと、それぞれの参加者の方が愉しそうにお話しているので、

聞いているこちらもわくわくしてくる、

そしてまたアイディアが生まれる…

そんな瞬間がたくさんあったように思います。

 

 

そして、グループごと、出てきたアイディアを代表者が発表。

 

こちらのグループのテーマは「ダーチャ村」。都会から来る人も地域の人も楽しめる仕掛けのアイディア。参加者同士の繋がりで、これはもう本当に実現すると思われます。楽しみですね!

 

テーマ「手仕事マルシェ」。みなさんそれぞれ手仕事を持っていたりすでに色々構想あり…!手仕事を持っている方々がどんどん繋がっていったらわくわくしますね。

 

テーマ「コミュ二ティカフェ」。地域とのつながりの工夫がいろいろ出たり、カフェの運営面でエネルギーを自分で作ったら…などなどアイディア多数。

 

 

各グループ、発想が広がり、聞いているこちらまでわくわくするものばかりでした。

 

発表者の皆さん、愉しそうに発表する姿が印象的でした。

このワークショップで終わらず、ここでできた繋がりが続いていったらいいな。

 

 

 

 

まとめ

 

わたしにとって初めてのワークショップにゲスト参加だったので、始まるまではちょっとドキドキしていたのですが、

 

始まってみると皆さんの人柄の良さからか、会場は本当にあたたかい雰囲気で。

 

月三万円ビジネスに興味を持っている人はイイ人しかいない説が

また一歩実証されました~。笑

 

 

「月三万円ビジネス」は一種のフレームワーク。

 

その場ですぐビジネスが完成、というわけではないけれど、

「小さなイイコトを仕事にしたい」同じ考え方を持った仲間ができるかも。

自分がやりたいことのアイディアが広がるかも。

 

 

月三万円ビジネスを一緒に考えてみたいなと思った人、

ぜひお話しましょう~!


最後になりましたが、今回月三万円ビジネス空想ワークショップを主催してただいたコミュニティライフしずくいしの皆様、ありがとうございました!!

 

ワークショップ終了後、「なかなか同じような考え方を持つ人が周りにいなくて…今日来てよかった。」

と参加者の方から声をかけていただきました。

 

イベントの広報や企画から当日のスムーズな運営まで本当に色々と準備していただき、

とても気持ちのいいワークショップの場になりました。

 

ぜひまた雫石町にお邪魔したいと思います!

 

ABOUT ME
abeyuka
半農半コミュニティカフェ をめざしている。コーヒーが好きです。