非電化工房での暮らし

卒業しました。感謝を込めて、非電化工房弟子になって良かったこと3つ

こんにちは。ついに非電化工房での一年間の修行を修了しましたあべゆかです。

あっという間の一年間。

一日一日が本当にあっという間でした。

 

4月からは、コミュニティカフェをつくるため色々と動いていく予定です。

できるところから…ということで、最初は自分の手作りの屋台でワークショップを開いたりマルシェに出店したりしていこうと思っています。

 

さてさて、4月からのゼロからのスタートを考えると、非電化工房で学んでいた環境ってとても恵まれていたことを感じます。

 

今回は感謝の気持ちも込めて、非電化工房住み込み弟子の環境の良かったことを3つ紹介したいと思います。

 

【非電化工房住み込み弟子の環境の良かったことを3つ】

1.ぶれない哲学を持つ先生の側で学べる

2.同じような志を持つ仲間と学べる

3.技術や知識や哲学が自然と入ってくる

 

 

 

1.ぶれない哲学を持つ先生の側で学べる

 

 

非電化工房代表 藤村靖之氏は

非電化製品(非電化冷蔵庫・非電化掃除機・非電化住宅など)の発明・開発を通してエネルギーとお金に依存しすぎない社会システムやライフスタイルを提唱している人。

 

たとえばモンゴルの遊牧民の人たちのために非電化冷蔵庫を発明したり、それもモンゴルの人たちで回していけるようなビジネスのかたちを提案したり、さまざまな発明で困ってい人たちを助けてきました。

 

そしてグローバル化、電脳化する社会に、

「エネルギーとお金を使わずに得られる豊かさ」

ローカル化と非電化をテーマに、2007年に非電化工房を立ち上げました。

 

わたしたち弟子は「先生」と呼んでいるのですが、

先生は、一年間の生活の中で

作業中や食事中、ふとした時などためになる話をどんどんしてくれます。

 

環境の話、ビジネスの話、健康の話、政治の話、道具などの技術的な話、

などなど幅広く。

たくさんの知識が身につく、ということもありますが、

 

先生の話を聞いていると、

なんとなくもやもや、自分の暮らしを変えたい…と思っていた人が「よし、やるぞ!」となるような

不思議なパワーがあるような気がします。

 

事実、非電化工房では見学会を毎月二回開いているのですが、参加者の中にはリピーターで3・4回来ているという方もいらっしゃいます。

 

人を惹きつけるようなパワーがある。

 

進む方向を明確に定め、

それに向かって一直線にやってみたらいいじゃないか。

 

話をしていると、不安も吹き飛ばしてくれるような。

 

そんな先生の側で学べたことが本当によかったなと。

 

「とりあえずやってみよう」

やってみなくちゃ分からない。

 

自分から何か始めてみる

パワーを一年間たくさん充電させていただきました。

 

 

 

2.同じような生き方を志す仲間と学べる

 

2017月、非電化工房ソウルの弟子たちが2週間合宿に来た時の写真。

 

2つ目は、同じような生き方をしたいと思っている仲間と学べること。

 

同期の弟子や、地方で仕事を創る塾の塾生、見学会で出会う人たち、

そして非電化工房ソウルの弟子たち、那須で精力的に活動されている方々などなど。

 

同じ考え方をもって自分の道を模索中の人たちとの

多くの出会いがあります。

 

非電化工房にいると、わたしが思っていたよりも同じような暮らしをしたいと思っている仲間は意外とたくさんいるんだなぁと感じます。

 

今の暮らしや社会にちょっと違和感やもやもやを感じている人は

なかなか普段は見えないだけでいそうです。

 

 

そんな人たちが「ここに来れば仲間がいる」という安心感がある場所。

 

そんな場所が

増えたらいいな

 

わたしがコミュニティカフェをやりたい理由の一つでもあります。

 

たくさんの出会いに感謝。

 

 

卒業式の写真。7年間非電化工房でさまざまな仕事をしてきた坂田さんも一緒に卒業です。

 

そして、そんな数多くの出会いができたのも非電化工房のスタッフの方々がいたからこそ。

 

先生をはじめ、畑やカフェや日頃の食事作りなどを一緒に支えてくださった百合子さん、事務などさまざまな面でサポートをして下さった研介さん、一年間一緒に過ごしなにかと助けてくれた同期の岩田さん、本当にありがとうございました。

 

恩返しができるように、卒業後頑張ります!!

 

 

 

3.技術や知識や哲学が自然と入ってくる

 

非電化工房

 

3つ目は、技術や知識や哲学が自然と入ってくること。

 

1つ目でも言いましたが、本当に普段の何気ない時にも知識が増えるようなお話をたくさんしていただきました。

 

そして修行の内容もさまざま。

 

最初は農作業のためのパワーショベル・トラクターの運転から始まり

農業、工具など道具の使い方、ストローベイルハウス建設、タンドール作り、アースデイへの出店、麹や味噌など発酵食品や保存食づくり、カフェの営業、などなど

最後の大仕事は手仕事マルシェの開催で展示台を30台くらい作ったこと

 

300の自給自足メニューのうち、いったい何個できるようになったんだろう。

 

非電化工房にいれば、学ぶことはたくさんあります。

 

前の先輩弟子たちが建てた建物を見ているだけでも勉強になるし、

そこらへんに生えている野草で何が食べられてどんなふうに身体にいいとか教えてもらえるし(野草の60%は毒だからねとかも)、

階段や電線の修理など壊れたものを直したり、

色々。

 

言ってしまえば、居るだけで何かしらできることが増えていく環境です。

(弟子だから学ぶのは当たり前ですが。笑)

 

4月からは、一年間で学んだことを思い返しながら、

さらにワークショップやコミュニティカフェに向けていろいろやっていく中で、

自分で技術や知識を磨いていきたいと思います。

 

 

 

まとめ

 

【非電化工房住み込み弟子の良かったこと3つ】

1.ぶれない哲学を持つ先生の側で学べる

2.同じような生き方を志す仲間と学べる

3.技術や知識や哲学が自然と入ってくる

 

振り返ってみると、

いい環境でぬくぬくと一年間学ばせてもらって本当に恵まれていたなぁと思います。

 

4月から、山形に戻って

ゼロからのスタート。

 

ぬくぬく学ばせてもらっていた環境から

ゼロから自分で作っていく環境へ。

 

うまく仲間と繋がりながら、

無理なく自分にできる道を探していきたいと思っています。

 

これからやっていきたいことは色々あって長くなりそうなので、

また次に書きたいと思います。

 

 

最後に…

一年間、非電化工房住み込み弟子をやって、本当に良かったと思います。

関わっていただいたみなさん、ありがとうございました。

 

今後ともどうぞよろしくお願いします!!

 

おさる
おさる
おすすめ!非電化工房代表藤村靖之氏の本

 

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abeyuka
半農半コミュニティカフェ をめざしている。コーヒーが好きです。