まず、日本全国あちこちを軽キャンで下道で走って、見えてきたのは、
行く前までは遠いと感じていた距離も、行って見たら「意外と行ける」ものだということに気がつきました。
そして、その地域のコミュニティの中で色々な人と出会ったり、その土地の文化に触れたり、そこで直接出会わないと分からない空気感がありました。
今回の旅では、日本を横断して自分が行って見たかった場所を訪れながら、同時に「自分で小さな仕事をつくる」というのも一つのテーマにしていて、
あちこちでワークショップを開催させていただいて、
それをとしての交流もたくさんあり、
自分自身にできることをアウトプットしていくことで始まるコミュニケーションの愉しさを感じました。
その一方で、「まだまだ伸びたい・伸ばしたい部分」があることも感じていて、
経験不足からまだまだ成長していきたい部分について考えることも多くて、
今後の活動について考えさせられました。
目の前の「やりたい！」ことでとりあえずで進んできたけれど、
長い目で見て進んでいくためには、ここでこのままのスタイルでワークショップしていくのでいいのか。。？と考えさせられます。
SNSやブログやYouTubeがどんどん広がって、
個人ブランディングの時代になってきて、
オンライン上では今日も肩書きの椅子取りゲームが繰り広げられていて、
後れを取らないようにしなくては。。と思うこともありますが、
そんな時、私の師匠、非電化工房代表の言葉で「ブームではなくムーブメントを起こせ」という言葉を思い出しました。
ブームは、一気にやってきて、一気に過ぎ去るもの。
ムーブメントは、ゆるやかにじわりじわりと進行していくもの。
ブームは過ぎてしまえば忘れてしまうけれど、
ムーブメントは本当の意味で生活に根付いていくもの、なのだそうです。
そういう意味で、私が関わっていきたい、活動でつくっていきたい、
と思うのはやはりムーブメントの方です。
じわりじわりとで良いから、本当の意味で定着させたい文化をつくっていきたいのです。
いけいけブームに乗っかっていくことも必要ですが、
今の私に必要なのは波に乗ることではなく、じわりじわりとやりたいことをやっていくこと。
そんなことを考えていると、「小さな仕事をつくる」をテーマに活動するのはひと段落にして、
これからは本当にやりたいことを深めていく時期にしよう、と思います。
ワークショップをしながら進み続けることと、暮らしの内容を深めていくことの両立は、今のスタイルでは難しいのです。
そろそろ何らかの形で「一つの拠点をつくり」、「そこに来てもらう」形をつくっていきたいなと思うのです。
そんな自分にとっての大切にしたいライフスタイルの一つのピースみたいなものが、
見えてきた旅でした。
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