農家民宿楽屋さんで、「半農半x」の「半農」の暮らしづくりはじめます。

非電化工房で学んできた知識・技術からワークショップを開催しながら、
モバイルハウスに乗って日本の北海道から福岡まであちこちのコミュニティを訪れ、
いろいろな人と出会い、話をし、自分のこれからやりたいことを固めていこう…という旅がひと段落。

旅を終えて感じるのは、
「食の自給って大事！！」

ということ。

モバイルハウスでの移動の間の食生活が、どうしても「買って食べる」しかなくて、
経験してみるまで分からなかったのですがけっこう辛かったのです。
当たり前の豊かさに気づいたのですね。

自分でつくったものを、自分でおいしく食べられる、
これって生活の根本を支えるし暮らしの豊かさにも大きく関わってくるんだ、ということを実感しました。

「小さな仕事をつくる」テーマで色々な実践者の方と話して、見えてきたのは積み重ねの大切さ。

「自分で小さな仕事をつくる」ことを考える旅をしてきて、
色々な場面で大切だなと感じたのは継続すること。

諦めずこつこつ続けていくこと。

私の場合、じゃあ今、こつこつ積み重ねていくべきものは何なのか。

私の活動の最終的なゴールを振り返ってみると、
ビジネスとして大きく成功したい、お金がたくさんほしいというビジョンではなく、

自分の暮らしを豊かにする術を身につけながら、その知識・技術の切り売りで必要なお金を得て暮らす「豊かな暮らし方」を探求したい
という思いが強い。

ワークショップの依頼をあちこちから頂けるようになって、
最近では大学の非常勤講師や、床張りなどDIYワークショップ、ツアー企画をさせて頂くなど
新しいかたちで頂く仕事も増えてきました。

これについてはこのままこつこつ続けていこう、頑張っていこうと思う一方で、

と考えた時に、

次は、旅という転々とするバタバタした暮らしの中でなかなか取り組めなかった「食」の自給の部分だなと。

しかしこれがなかなか「農地や古民家を借りるお金がない」「そこまでピンとくる地域にまだ出会えていない」私にはハードルが高くて後回しになってきた部分も多く、
継続的に関わらないといけないし、どうしよう…。

と二の足を踏んできたわけですが。

なんと今回良いタイミングで、面白い出会いがありました。

埼玉県ときがわ町、農家民宿楽屋さん

旅の途中でふらっと立ち寄ったのが、
非電化工房の兄弟子でもある、農家民宿を営む金子さん（ @rakuya_inn ）のところ。

「自給自足の宿」というテーマで、
有機農業でしっかりと野菜を生産しながら、田舎暮らしの相談にも乗れるように…と農家民宿として宿泊のゲストも受け入れているという、
なにやらとてもパワフルな人です。

と、大きな共通点があるのですが、
あべゆかと大きく違う点は

「実際に田んぼ・畑で農業をしながら、農家民宿というリアルな繋がりが生まれる場を運営している」

この安定感。

農的暮らしを考えていく上で、これは一緒に何かやらせていただけたら面白そう…！！

金子さん的にも「面白いこと歓迎」ということで快諾頂き。

これまでのさるつぼの活動では主に「ワークショップの開催」という
「仕事づくり」に力を入れてきたわけですが、
「暮らしづくり」にも取り組んでいきたいと思います。

具体的には、毎朝の野菜の収穫などの農業のお手伝いをしながら、
金子さんといろいろな自給自足的なコンテンツ作りをやってみて、
今までよりパワーアップした暮らしと仕事を分断しない小さな仕事づくり、ワークショップ開催に取り組んでいきたいなと。

旅暮らし編→「農的暮らし」編スタート

そんなわけで、金子さんの農業・農家民宿をお手伝いしながら、
一緒に「自給力を上げるワークショップ」コンテンツを作って農家民宿楽屋さんで発信していく、ということを一緒にやってみることになりました。

しばらくはここに拠点を置かせていただいて、毎朝農業のお手伝いをしながら、
「ちょっとだけ自給力を上げるコンテンツ」作りをする、というカタチでやってみたいと思っています。