ワークショップ

【初挑戦】非電化×ツアー企画。山形県飛島で「非電化」視点でツアーをつくる。

こんにちは、複業のライフスタイルに挑戦中、あべゆか( @abeyuka_ )です。

非電化工房で学んだことを活かして「ちょっとだけ自給力が上がるワークショップ」を全国あちこちで開催中です。

この度、そんなさるつぼの活動を見て興味を持って頂いた合同会社とびしまさんからお仕事をいただき、
山形県の唯一の離島、飛島にて「エコツアー」の企画にお仕事として携わらせて頂いております。

おさる
おさる
ツアー企画とは。。!
あべゆか
あべゆか
本当に嬉しいお話。「地域で小さな仕事をつくる」ことのお仕事依頼、とても嬉しいです!!

非電化×飛島「非電化ツアー企画」、
どんなお仕事??

飛島の港。酒田港からフェリーに揺られて、着いた時のわくわく感。。!

場所は、山形県にある唯一の離島、飛島。

今回お仕事をご依頼いただいたのは合同会社飛島さん。

合同会社とびしま さん

日本海にぽっかり浮かぶ
山形県唯一の離島、飛島。
おいしい食べ物や豊かな自然など、たくさんの魅力がぎっしり。
小さな島で大きな夢を持った しまびとたちによる会社です。
合同会社とびしまホームページより。)

飛島へUIターンした10名の20〜30代のスタッフで、
島の旅館、カフェ、ガイドなど、飛島の魅力を伝えるさまざまな事業を行なっています。

「島の風景(自然・歴史・文化)に根本をおいた活動」

島の中に雇用を創出するため、さまざまな取り組みを行っています。

1~3次産業までを総合的に行う6次産業化を目指しており、
その基盤として用いているのが「0次産業」という言葉です。

0次産業とは、産業になり得る前の風景の保存・継承の活動を指しています。

社員全員が島に生きるひとりとして、それぞれの個性を押し出しながら地域の力を活かせるように取り組んでいます。

(合同会社とびしまホームページより)

おさる
おさる
あべゆかが目指している、非電化工房代表の藤村靖之氏が提唱する「暮らしと仕事を分断しない」考え方と大きく共通する部分がありますね。。!
あべゆか
あべゆか
これをすでに会社としていろいろと実践されている。すごい。。!

今回ご依頼いただいたお仕事は、「非電化ツアー(仮題)」の企画を一緒につくらせていただくこと。

あべゆか
あべゆか
そんな合同会社とびしまの皆さんと、今回は「非電化」×飛島ツアーを考えさせていただきます。
おさる
おさる
ツアー企画、初挑戦ですが、これは頑張るしかないですね!
飛島の見どころは海だけでなく、山の面白い植生も。

非電化×飛島ツアー。「自給力」から見る飛島の魅力。面白さ。

飛島歩き。
あべゆか
あべゆか
今回、初めての訪れた飛島、ツアー企画を練るためにぐるっと島内を案内していただきました。
おさる
おさる
案内して頂けることで楽しく島を見る視点が増えたり、島の人と自然にお話しできたり、ガイドしてもらう良さを感じますね。
あべゆか
あべゆか
島の自然がとても魅力的なのですが、それも「特にここのスポットがおすすめ」とか住民ならではのポイントが聞けて面白かったです。
飛島の綺麗な海。海岸を歩きながら、お話。

島を歩いていて大きく感じたのは、飛島では「生活に必要不可欠な水・電気・食料をどうやってつくっていくか?」という問いがとても身近にあることでした。

自給自足的な暮らし」を昔は当たり前のようにやっていたことを知ってはいるものの、
物質的にモノがあふれる豊かな暮らししか体験してこなかった私にとって、「自給自足的な暮らし」は一つの生き方の選択肢として捉えていました。

ですが、島に暮らす人たちにとってそれはそこで暮らしていく上で本当に必要不可欠な、大切なテーマなんですね。

飛島に電気が導入されたのは昭和30年に入ってからなのだそうです。
現代的なエネルギーの歴史が浅く、以前の生活の記憶がまだまだ住民にあるという。

実際に、島で暮らしに必要なもの、
「電気はどこでどのように作られているのか」
「飲み水はどのように確保するのか」
「食べ物はどうやってつくるのか、はたまた物々交換するのか」
「熱源となる火はどうやって作り出すのか。」

島を少し歩くと、小さな島の中にそういった暮らしのシステムをいかに島人の皆さんが作り上げてきたか気づきます。

そこには、本土で広い土地の広い範囲に分散している「エネルギー・食・住居」などの仕組みが、島の中にギュッと納まっています。

例えばごみ処理場、発電所、浄水場、それから毎日食べている野菜やお米が作られる田んぼや畑など。。
実際に自分の暮らしを支えてくれている「エネルギー・食・住居」などの仕組みが、どこにどのような形で存在していて、どんな風に使われているのかをはっきりと意識している方は少ないでしょう。(わたしもあまり人のことは言えません。。)

生活の基盤をつくるそれらのシステムには、自分たちでそれらをつくる知識や技術、それから場所、必要なお金もかかります。
それを小さな島の中にどう成立させるのか。。

おさる
おさる
考えただけですごいですね。。
あべゆか
あべゆか
さまざまな生きるための知識・技術を島の人たちみんなで作り上げてきたのでしょうね。

島一個分の中で暮らしを完結させてきた、島の人たち。

まさに生きるための知恵があふれていると感じます。

私たちの暮らしの中で必要不可欠な、暮らしの知恵・知識・技術・文化が、
現代では経済成長→効率化→分業化のために、どんどん日常の見えないところに行きつつあります。

飛島の発電所

 

島を訪れ、暮らしに触れることで、きっとそんな離れつつある「暮らしの中で大切にしたいモノ」が見えてくると思います。

それはきっと直感的な「面白い」とか「楽しい」などの五感から入って、
自分たちが生きている環境を感じて、
生きるために必要なものを感じて、考え始める。。そんな流れなのかなあと思います。

おさる
おさる
合同会社とびしまさんが既に企画されているツアー「とびしまグリーンツーリズム」がまさにそのような流れを汲んでいて、本当に素敵な構成です。

お金に変換されない価値を、そのままの豊かさを、感じられる場所なんじゃないかなと。

あべゆか
あべゆか
そんな「自給力溢れる島の豊かさ」を私ももっと発信できたら嬉しいですし、もっともっと考えてみます。

「非電化工房」の「非電化コンテンツ」、暮らしを見る一つの視点になったらおもしろい

フェリーの潮風が気持ちよかった!

そんなわけで、
今回は飛島という離島で、島の中で暮らしをつくってきた、まさに「暮らしの自給力」を考えるのは絶好の環境。

「非電化」「暮らしの自給力」の視点から、先ほど書いたように、
その地域の暮らしの根底にある「エネルギー・食・住居」をいかに作って来たか、そしてこれからいかに作っていくか、という部分について考える
きっかけが提供できないかなと考え中です。

あべゆか
あべゆか
飛島という場所も、合同会社とびしまの方々も、本当に素敵で、その魅力を私なりにどんな「非電化」の視点で切り取ったらより伝わるのか考えてみたいと思います。

このようなかたちで新しいお仕事に挑戦にさせて頂けること、本当にありがたいです。

合同会社とびしまの皆さま、本当にありがとうございます。

この非電化×飛島ツアー企画のモニターツアーが9月に予定されています。
引き続きレポート記事を書きたいと思いますので、お楽しみに。。!

あべゆか
あべゆか
フェリーに乗って向かう飛島、気になって迷っている方もぜひ一度行ったら好きになるような、そんな場所です。
おさる
おさる
自分が感じた「ステキ!」「面白い!」「みんなで考えてみたい!」を紹介するような、そんな気持ちで臨めるように準備して行きたいと思います。
ABOUT ME
abeyuka
半農半コミュニティカフェ をめざしている。コーヒーが好きです。