こんにちは、2017年度非電化工房住み込み弟子で月三万円ビジネス的ライフスタイルを目指して活動中、あべゆかです。
月三万円ビジネス、聞いたことありますか?
発明家であり、非電化工房の藤村靖之氏が書いたコチラの本。
本屋さんではビジネス書の所に並んでいますが、どちらかというとこれは新しいライフスタイルの提案書。
私が非電化工房に住み込み弟子をして自給的な暮らしの知識と技術を学んでいる最中、
日常のあちこちで藤村氏は月三万円ビジネスのヒントを教えてくれました。
それがとてもワクワクして面白かった。
暮らしを自分でつくることと、月三万円ビジネスのような小さな仕事を作ること、両立したライフスタイルを確立できたら素敵だなと感じました。
必暮らしに要なものがなんでもお金で買えるようになった現代。
娯楽をもお金で買う時代に、あらためて「消費しないで自分でつくる」視点からもう一度くらしを見つめなおすということ。
自分が好きなこと・トクイなことで小さな仕事をつくってみたい方、
消費しないで自分で暮らしをつくる生き方に興味がある方、
自給自足的な暮らしに興味がある方、
自分にできる月三万円ビジネスをぜひ一緒に考えてみましょう。
[blogcard url=”https://abeyuka.com/?p=932&preview=true”]
月三万円ビジネスとは、新しい生き方の哲学
月三万円ビジネスとは。
いくつかポイントがあるのですが、
私が思うに大きなポイントは3つ。
藤村氏の提案する月三万円ビジネスを、ここではあべゆかの言葉で解説してみたいと思います。
(気になった方はぜひ本を買って読んでみてくださいね…!!)
・月三万円しか稼がない
・ひと月に3万円だけ稼ぐビジネスを必要な分だけいくつか掛け持ち(複業)する。
・小さなビジネスだから、イイコトが仕事になる。仕事の奪い合い(競争)にならない、分かち合いのビジネス。
・仕事と暮らしを分断しない。暮らしの技術を身につけて支出を減らし豊かに生きる。
月三万円ビジネスとは、月三万円しか稼がない。
月三万円しか稼がなくていい。
そうなると、もうけ主義の人たちは遠ざかります。
藤村氏の言葉を借りるなら、「脂ぎったオジサンは見向きもしない」ビジネス。
月三万円という規模だからこそできるビジネスをやる。
専門家とアマチュアの間の需要に応える。
自分のスキなこと、トクイなことを丁寧に表現する。
なかまとの繋がりを大切にする。
地球にやさしいことを大切にする。
小さなビジネスだから、イイコトが仕事になる。
仕事の奪い合い(競争)にならない、分かち合いのビジネス。
小さいからできることってあると思います。
自分のできることを切り売りする感覚を大切にしながら、
自分の暮らしの中でできること・スキなこと・トクイなことのお裾分けのような感じでしょうか。
小さな仕事を必要な分だけいくつか掛け持ち(複業)する。
日本では高度経済成長以降、一つの会社に終身雇用、長く勤めあげて退職し隠居…というサラリーマン的ライフスタイルが一般的だったけど、それは人類の長い歴史の中で見たらとても短いこと。
より経済を大きくするために必要だった仕事の仕組み。
ここでは、違う視点から仕事を捉えてみます。
もし仕事が1つだけじゃなくて良いとしたら…?
最近greenzから「beの肩書」という本が出版されましたが、少しずつ個人が活躍する時代になってきています。
[blogcard url=”https://greenz.jp/2018/12/06/be_no_katagaki_toha/”]
職業を選ぶんじゃなくて、個人でできることを仕事にする。
例えば月三万円ビジネスを5個、で15万円。
10個やったら30万円です。
自分がスキなこと、トクイなことで小さな仕事をつくって収入源を分散させる。
仕事のスキルも積み重なり、仲間もできる月三万円ビジネスは、
今の時代に収入源が一つであるよりも安定した働き方なのではないでしょうか。
仕事と暮らしを分断しない。暮らしの技術を身につけて支出を減らし豊かに生きる。
スキなこと、トクイなことが仕事になる、なんて素敵…!と思われた方に、
ぜひ忘れないでほしいのが「仕事と暮らしを分断しない」ということ。
例えばさっき、月三万円ビジネスを10個、で30万円。
月三万円ビジネスの本には書かれていませんが、
月三万円ビジネス実践・挑戦中の私からすると、
です。
月三万円ビジネスは、小さな仕事をすべてひとりで回します。(誰かを雇うとその分稼がなくてはならず、現実的ではないと思います。)
企画、広報、運営、繋がりづくり、これを10個分……!
ワークショップの企画運営をした方ならお分かりかと思いますが、1個のビジネスでもこのサイクルを毎月回していくには相当パワーが要ります。
じゃあどうしたらいいのか。
藤村先生の答えはこうです。
月三万円ビジネスをつくるのと同時にくらしをつくる技術を磨いて、支出を減らすこと。
月三万円ビジネス3個分、月9万円で豊かに暮らしている月三万円ビジネスの大先輩、前田敏行さんもいらっしゃいます。
藤村先生の答え。
積み重ねていけるテーマ・軸を自分の中に持つこと。
例えば、ソーラーフードドライヤーなら
制作ワークショップから干し野菜・ドライフルーツの研究、
農業分野における廃棄食材の活用、
太陽光を活かしたクッキングのススメ、
などなど広がっていくというわけです。
制作の過程一つとっても、工具の使い方や材料の選び方、
太陽を利用した仕組みについて突き詰めていくのも面白いはず。
繋がりも増えるし、知識・技術も積み重なるし、ワークショップ運営のスキルも月三万円ビジネス的なライフスタイルを目指す誰かの役に立つことでしょう。
干し野菜と二十四節気などの暦を組み合わせて、健康にも良い暮らしのあり方を考える、など自分の暮らしも豊かになりそうです。
暮らしを考えて作っていくことが自分の月三万円ビジネスを育て、
自分の月三万円ビジネスを作っていくことが暮らしを豊かにしていく…
月三万円ビジネスとは、そんな生き方の哲学です。
月三万円ビジネスは、コミュニティ論
月三万円ビジネスが提唱する哲学の新しいライフスタイル、その中にはコミュニティ論もくっついてきます。
なぜか。
それは、それは一人じゃ成し得ないライフスタイルだからです。
その理由を見ていきましょう。
家をつくる→セルフビルド
〇知識・技術がない
↓
仲間がいたら一緒につくれる!教えてもらえる!
〇材料とか道具をどうしたらいいかわからない
↓
もしかしたら余っている材料や道具があるかも!
知っている人がいたら使い方も教えてもらえるかも!
でも周りに仲間がいない…さあどうするか。
答えは、
月三万円ビジネス的な考え方を持つ仲間のワークショップに参加するです。
「月三万円的ビジネスワークショップ」を行っている人は、
既に月三万円ビジネス的ライフスタイルの繋がりをある程度確立している人のコミュニティの中にいる、と考えて間違いないでしょうから、
確実に同じようなライフスタイルを目指す仲間に出会えます。
たとえ出会えなかったとしても、仲間を紹介してもらうこともできるでしょう。
そうするとどうなるか。ワークショップに参加すると、
セルフビルドの知識・技術が身につく。
同じようなライフスタイルを目指し、目標を持っている仲間ができる。
一人で頑張るよりもみんなでワイワイガヤガヤやったほうが愉しいし速いことに気が付く。
そう、月三万円的ライフスタイルは、
一人でやるものじゃありません。
ワイワイガヤガヤ、みんなでやってみんなで生み出すのがポイント。
失敗しても、仲間がいたら笑い話になります。
長く続けていくためにも、仲間と繋がっていく、コミュニティを作っていくことは必須。
月三万円的ビジネスモデルを持つ仲間と繋がって、くらしをつくり、コミュニティを作っていく。
だからこそ、月三万円ビジネスは一つのコミュニティ論であるといえるのではないかと思います。
元非電化工房住み込み弟子のあべゆかの月三万円ビジネス解説、まとめ
いかがでしたでしょうか。
月三万円ビジネスが、新しい生き方の哲学であり、コミュニティ論であるということ、
お伝えできていたら嬉しいです。
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