こんにちは、自給的な暮らしの知識・技術をこつこつ貯めています、あべゆかです。
今回は、埼玉県ときがわ町にある、有機農家が経営する宿、
農家民宿楽屋で開催している味噌づくり体験についてレポートしていきたいと思います。
味噌作りに必要な材料は3つ、麹と大豆と塩だけ。
そのシンプルさゆえに、選ぶ材料によって完成する味噌の味もだいぶ違います。
農家民宿楽屋の味噌づくり体験は、
楽屋の畑で農薬不使用・無化学肥料で丁寧に育てたこだわりの大豆とお米を使ってみそを作ります。
調理師の経験もあり食材の活かし方を知っている、
農家民宿楽屋のオーナー金子さんが教えてくれる味噌づくり体験です。
それでは、さっそくその体験内容を見ていきましょう。
この記事をおすすめしたい人は…
- 自分でみそをつくってみたい!
- みそづくり体験に興味があって、内容について知りたい!
- 田舎暮らしに興味があって、どうしようか迷っている!…そんなあなたに読んでほしい。
田舎暮らしの定番みそづくりの具体的なイメージ・理解が深まる記事です。
まんまるダイズみそづくり (かがくのとも絵本) [ ミノオカ・リョウスケ ]
楽屋で味噌づくり体験、その1。大豆の浸漬。
大豆をよく洗って、水に漬けておきます。
目安として、大豆の3倍程度の水の量です。
水が少ないと豆が十分に水分を吸えず困りますが、水の量が多くて困ることは無いので、たっぷりめに準備しましょう。
楽屋で使っている大豆は、青山在来大豆。
地元の在来種で、とても甘みがあるのが特徴です。
味噌作りでは、材料によって味が全然違うので、その違いを愉しむのもまた面白いです。
楽屋で味噌づくり体験、その2。大豆を煮る。
煮込むときは、浸漬しておいた水は捨てて、新しい水で煮詰めます。
水位はすりきり程度。
ここでポイントとなるのが、圧力鍋を使うこと。
大鍋だと3時間ぐらいかかるのですが、圧力鍋で調理すると20分程度でできます。
ここで一つ注意したいことは、大豆を煮るとアクが出てくるので、取り除く必要があること。
圧力鍋の場合は圧力をかける前にアク(泡の部分)をお玉ですくっておきましょう。
そうしないと詰まって大変なことに。圧力鍋で調理する場合は圧力をかける前に必須です。
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大鍋で煮る場合も、アクを取り除きながら煮込みます。
弱火で長時間ぐつぐつ煮込む、あえてそののんびりした時間が良い、ということもあるかもしれません。
楽屋で味噌づくり体験、その3。大豆をつぶす。
豆潰し機やミンサーやビンなどを使って、豆をすりつぶします。
このとき、出来上がりの味噌を想像して、好みで粒を残して仕上げてもOKです。
ミンサー、意外と力がいるので、ここはお父さんの腕の見せ所。
ワークショップでやると、みんなでわいわい作業できるから、協力したら意外とあっという間、なんていうことも。
楽屋で味噌づくり体験、その4。混ぜ合わせる。
すりつぶした大豆、麹、塩を混ぜ合わせていきます。
良く混ぜて、耳たぶくらいの柔らかさにします。
もし固ければ、先ほどの大豆の煮汁を混ぜるといいです。
楽屋で味噌づくり体験、その5。丸める。
空気を抜いて詰めていくため、ソフトボールくらいの大きさに丸めます。
かわいい感じ。
楽屋で味噌づくり体験、その6。樽に詰める。
アルコールで消毒した容器に詰めていきます。
完成は間近!
楽屋で味噌づくり体験、その7。空気と遮断。
樽に詰めたら、空気との接触で雑菌が入ってしまうことを防ぐため、アルコールを塗った落とし布やラップをしてから落し蓋をして、重しに塩を載せます。
漬物石よりも塩が良い理由は、塩は粒子が細かく、重さが均等にかかるから。
楽屋で味噌づくり体験、その8。寝かします。
10~12か月くらい寝かせます。
熟成をそこまで気にしなければ、3か月くらいから食べられます。
熟成を早めたい場合は、20~30℃くらいの温度に保てば2~3か月で熟成するそう。
楽屋で味噌づくり体験、その9。完成!記念写真。
いかがでしたでしょうか。
ここに書いたこと以外にも、自分で実際につくって五感で感じる体験をすると、
さらなる発見や、面白さが待っていると思います。
農家民宿楽屋では、2月・3月は味噌づくり体験を受け付けていますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。
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